「音楽」というのは、聴覚・運動・情動・記憶・言語・注意を同時に高い密度で連動させています。それは他の活動と比べて際立っているのです。
脳🧠の話になりますが、
✅聴くこと…聴覚野
✅リズムを刻む…運動野・小脳・大脳基底核
✅感情が動く…扁桃体・側坐核
✅歌詞・旋律を覚える…海馬・側頭葉
✅次の音を予測し集中する…前頭前野
これらが、1つの演奏という行為の中で連動しています。これは、音楽の特異性である「同時的多発な統合」です。
もちろん、読書や計算、ウォーキングなどでも脳のいくつもの領域を使いますが、その程度が違うということです。
幼児期(0〜6歳)は脳が最も急速に発達していきます。また、幼児期は聴覚や、運動の神経回路が集中的に育つ「感受性期」にあたり、この時期に音やリズムを全身で浴びる経験は後の学びを支える基礎となります。
★拍やテンポを感じる力…
拍感は幼児期に育ちやすく、これは後の言語のリズム、読みの流暢さ、運動の協応にもつながります。
★「聴く→感じる→動く」という活動…
幼児さんは、感覚・運動・情動が分かれていない(未分化)な状態です。リトミックはそれを生かし、音を聞いて反射的に動く回路を自然に作ります。頭で考える前に体が反応する経験はこの時期だからこそ素直に入り、後に音楽性や身体表現の基盤となります。
★自己コントロールの力…
リトミックの「音が止まったら止まる」「合図で動きを変える」等の活動は、抑制・切り替え・注意の練習に自然となっているのです。リトミックは楽しく行うため、強制ではなく内側から育ってきます。自己コントロール(自己調整力)は就学後の学習態度や集団生活に直結します。